4月から全10回の街歩き講座が終了しました。

早起きはつらかったけれど、何と か皆勤し、宿題も毎回提出しました。

梅田から往復1時間半で行けるところというと限られてくるようですが

福島区海老江、西区、淡路、鶴橋市場など思いがけずいろいろなところに行くことができました。

カメラだけをもってただ歩く、分かれ道に来たらなるべく細い路地に入る

そんなぶらぶら歩きがこんなに楽しいとは思いませんでした。

取り壊し前の郵便局や宇治電ビルの見納めもできたし

知らない道を歩いていたのに「あ、ここに出てきた」という発見があり

地面てつながっているんだねという当たり前のことを発見した街歩きでもありました。

講師の伊達先生は自称「ナミーター」で錆たり苔の生えた波板の写真をコレクションされています。

ただの波板からある一部を取り出すことで美術作品になる

それは「心の錬金術」「引き算の美学」だとおっしゃいます。

そう言われてみると、壁のシミだったり壊れたポストだったり家の前に放置されているいろいろなものに

好奇心と愛情を持って眺めることができるようになり

大阪の街がますます好きになったのでした。

 

初めて淀川を歩いて渡りました。

戦争の遺跡の高射砲台住宅

元大阪府庁のあったところの近くの可愛いおうち

大阪のど真ん中にある廃墟

宇治電ビルのレリーフ