息子の卒業式に出席してきました。
男の子はほとんどがスーツ、女の子は振袖、はかま、ワンピース、スーツと
色とりどり、中にはダンスの競技会に出るような、肩も背中もあらわにしたドレスの子も。
みんな着慣れてなくて、足元がおぼつかないのがかわいらしい。
卒業式には最低限の儀式だけであっさり終わり、続く二部もつきものの送辞、答辞、謝辞、もなく、記念品の目録の交換だけ、府会議員などの来賓あいさつがないのがよかったです。あいさつされたのは、同窓会会長
「去年の卒業式では、夢を持ちなさいといったけど、夢なんか持ったらあかん、夢見てぼんやりなんかしてたら私みたいになる、地に足をつけてしっかり生きなさい」
そして、50年前の卒業生代表のかたがお一人
毎年50年前の卒業生を招いて、卒業50周年記念の同窓会を同時に開くのが恒例のようでした。
そのあとは、卒業生の企画によるイベント
スライドを見ながら3年間の思い出を子供たちがかわるがわるナレーションします。
その後はクラス代表が、担任の先生への思い出と感謝を述べます。
背伸びして生意気な格好の子供たちですが、声を詰まらせて先生への思いを語る姿は純粋そのもの、感慨無量でした。続く担任団の先生からも
「あいさつを用意してきたが、生徒たちのしてくれたことに言葉も無い、これが56期生です、私たちは自信を持て送り出せる」と心のこもったあいさつをいただきました。
感動的な卒業式でした。

2004-02-27