
愛知県半田市に彼岸花を見に行ってきました。
ここは「ごんぎつね」の作者 新美南吉さんの
生まれたところで新美南吉記念館があります。
記念館近くの矢勝川の土手に百万本もの彼岸花が咲いているのです。
記念館の図書室には、子供のときに父に買ってもらった
南吉さんの本があり、表紙も挿絵も記憶のとおり
懐かしい友達にめぐり合ったような気持ちになりました。
でもなくなる間際の
「医者はもうだめだといいますが、もう一度元気になりたい」
という手紙などを見ると
30歳の若さでなくなるのはさぞ無念だっただろうと
涙が出ました。
記念館から南吉さんの養家、生家などゆかりの場所を回り
お墓参りもしてきました。
花を買えなかったので道端に咲いていた花をお供えしました。
なんだか南吉さんがとても身近に感じられました。
2004-09-19