受験が終わったら旅行しようという次男にせがまれ、
連休直前に夫が宿が取れたというので城崎に行って来ました。
宿泊料金を聞いていやな予感はしたものの、
城崎だし、宿がいまいちでも外湯があるしと思っていたら
前日になって、城崎の地図に載ってない・・と夫が言い出しました。
よく見ると一駅はなれたところの宿でした。
宿に着くと、部屋は風呂なし、トイレなし、洗面所なし。
テニスコートありと書いてあったのに
台風でネットが流されたので使えないとのこと。
後は何にも施設なし。
食事はお造りだけはちょっと奮発したものの
ほかはごわごわの冷凍魚のフライ。
学校の修学旅行でも、もうちょっとましなもん出るで
と子供に言われてしまいました。
お風呂は小さくて羽アリが浮いている状態で
子供たちは気持ち悪がって入りません。
しかたなく、一時間一本の電車に乗って城崎のお風呂に入りに行き、
また一駅電車に乗って宿に帰りました。
その間に体はすっかり冷え切ってしまいましたが
戻った宿の部屋も冷房しているような寒さ。
みんなくしゃみと鼻水が止まらない状態で
家族5人寄り添って眠りました。
でも、無人駅を出たときに空を見上げると
空いっぱいの星空、久しぶりに見た北斗七星でした。

今回の旅行、長男は
「絶対行かない、何でこの年になって親と旅行やねん」
「連れて行ってもらうんじゃなくて、親が旅行するなら、
ついて行ってやろうと思ってもええんちゃうの」
結局、一人で居残りはいやと思ったのか長男も一緒に行きました。
城崎に行く途中、おそばを食べに出石に行きました。
人ごみを避けて城下町を歩いていると、
次男は退屈で仕方ないのか文句たらたら。
ところが長男は
「いつも鉄とコンクリートに囲まれているんやから
こんなとこ歩いたら癒されるわ」
「お兄ちゃんもお前の年にはうっとうしいと思っていたけど
年取ってきたらこういう良さがわかってくるんや」
長男がこんなことを言い出すとは思いもしなかったのですが
成長したのか単に老けたのか
子供の変化って面白いです

2005-05-06