今日は平安神宮に行ってきました。フミヤ君の野外コンサートです。
開演時間には、木立のかげにまだ夕陽が見えていました。
東山からだんだん暮れていく、京都は夕暮れどきがいちばん好きです。
昼間の暑さがうそのように涼しい風が吹いて、空には時折カラスが飛んでいます。
清少納言もこんな空を見たのかなんてふと思ったりします。
平安神宮の神殿がだんだんと黒いシルエットに変わったかと思うと
明るくライトアップされ、本当に幻想的です。
空の歌を続けて3曲。子供の頃に家から見た京都の夕空が目に浮かびます。
雨の歌では夏の夕立に降られたときのことを思い出しました。
何曲か終わった頃「星が出てる」とフミヤ君の声。
彼と一緒に星を見ながら星の歌を聞く幸せ。
今夜は満月、月の下でのライブになる予定で、
月の歌も歌ってくれたのに最後までお月さまは見えませんでした。

コンサートがあまりに素敵だったので、
ちょっと冒険したくなり(一人でお酒を飲みたくなり)、ホテルのレストランに入りました。
お料理を一口食べて、おいしかったのでちょっと後悔。
おいしいものは家族に食べさせたくなります。
いつも「ちょっとちょうだい」と言いながら分け合って食べるので
どんなお料理も一口しか食べられないのに、一人で食べると一皿の多いこと。
食べ終わって振り返ると、窓の外に満月が出ています。
フミヤ君もきっとどこかでこの月を見ているはずと思うとそのまま帰る気になれず
また鴨川べりまで戻って二条から四条まで満月と鴨川に映る明かりを見ながら
ぶらぶら歩いてかえりました。
四条の繁華街でもう一軒といきたいところでしたが、
さすがにそこまで不良ママにはなれず、後はまっすぐ帰りました。忘れられない夜になりそうです。

2005-07-23