
1万人の第九でお世話になった先生にお目にかかりたくて
昨日大阪フィルのコンサートに行ってきました。
終演後楽屋口でお待ちして、1万人のプログラムにサインをお願いしました。そうしたら
「明日急に代役で第九歌うことになって。奈良文化会館」
でも土曜日はコーラスの練習があるし
コンサートの小道具を持っていかないとみんなが困るし、
「はい、行きます」とは言えませんでした。
うちに帰って、開演時間を調べ、時刻表を調べ
今朝当日券があるかどうか問い合わせると
「ありますよ」「開演時間ぎりぎりでも?」「売り切れることはないです」
行くしかないか!
5時15分に梅田の練習会場に小道具を持っていき、
走って地下鉄、そして近鉄。6時半の開演に間に合いました。
おそらく最後のチケット購入者だったのか、席は2列目ど真ん中です。
ソリストが入ってこられてテナーの先生が立たれたのは
私に位置からはどうしても見えない場所で
見えない位置から聞こえる先生の声を必死で聞きました。
優しい暖かい歌声。どんな表情で歌ってらっしゃるんでしょう?
演奏後また楽屋口へ。誰も待っている人はなく
楽団の方が次々出てこられるなか、かなり恥ずかしい思いをしました。
それでもお待ちしていたら先生が出てこられました。
「来たんですか?」
「はい、来ました」
「遠いところありがとう」
今年はいい年でした。
2005-12-10