隣の校区の中学校でバイオリンデュオコンサートがあると
案内をいただいたので行ってきました。
大フィルで活躍されていたというベテランのご夫婦です。
演奏が始まって、あれ?
ビブラートの指や弓を持つ手が少しぎこちない感じ。
後でお話を伺うと、脳梗塞でおしゃべりと手が少し不自由だとの事でしたが、
リハビリにもなるので演奏会を続けていますとおっしゃいました。
亡くなった岩城宏之さんと同い年だとおっしゃり
G線上のアリア風のイエスタデイは岩城さんへの追悼の気持ちで弾きますとおっしゃいました。
プロの音楽家にとって、手が不自由で思うように音が出ないというのは
とてもつらいことなんじゃないだろうか。
でも元気で奥さんと演奏会ができるのはやっぱり幸せかな。
なんてことを思いながら
そして曲目は娘が今まで弾いてきたようなやさしい耳慣れた曲が多かったので
小さいころ素直にバイオリンを練習していた娘を思い出しながら
コンサートを楽しみました。
いつまでもお元気で演奏を続けていただきたいです。

2006-07-08