京都に行ったついでに
細見美術館と言う小さな美術館に立ち寄りました。
「萌春の美」と題された
秀吉の吉野花見図の屏風絵、雛かざりなどの展覧会でした。
琳派といわれる日本画も良かったし
何よりお雛さまが立派でした。
その中で菜の花をお内裏さま、れんげをお雛さまに見立てた立ち雛の絵は
まるで子供のおままごとを絵にしたようで可愛かったです。
比較的新しい一対のお雛さまは正面から見るとおすましなのに
斜めから見ると笑っていらっしゃるように見えます。
じーっとみていると口元が少しずつほころんで
にこにこしていらっしゃったようでした。

夜になって誰もいなくなったら
このお雛さまたちは音楽を奏でたり舞いを舞ったり
お酒を飲んだりして遊んでいらっしゃる
昼間はそ知らぬ顔でいらっしゃるけれど
私がじっと見つめたものだから
「ばれちゃったかしら?」とにっこりされたような
そんな気がしました。

この展覧会は4月19日まで
もし京都にお花見に行かれたら
立ち寄って見られませんか

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2009-03-29