
娘の大学の入学式がありました。
大学生の入学式に付き添うなんてという批判もありますが
昔職場の同僚から
「子供さんの大学の入学式には絶対行ったほうがいいですよ。感激するから」
と言われたので、3人とも入学式には夫婦で出席しています。
子供の入学式は親にとっては子育ての卒業式みたいなものですから。
今日の入学式は学長が芸術についてスピーチをされ
大学院長が学長のスピーチに批判的発展的なお話をされ
来賓である姉妹校の学長が絵を描くということについてのお話をされ
まるで芸術論の講義を聞いているような中身の濃い入学式でした。
学長がおっしゃる
「芸術とはコミュニケーションであり世界の巨匠と言われる人はみんな聞き上手だ」
大学院長が映画監督の言葉を引用しておっしゃった
「芸術は何物でもない、しかし芸術はすべてを望むことができる、そして芸術には何ほどかのことができる」
これらの言葉は私達の仕事にも通じるなと思いました。
入学式の最後はご高齢の理事長からの歓迎の言葉でしたが
「アルバイトをするのはいいができれば創造性を養うようなアルバイトをしなさい。
親を助けたいからと言って夜中までのアルバイトはやめなさい。
経済的に困り親にも言えなかったらよそではなく大学に相談しなさい。
必ず一緒に考えるから」
心から学生を思ってくださっている理事長の言葉にも胸を打たれました。
2009-04-03