娘の大学の卒業式にPTAの役員として出席してきました。

振袖やドレス姿の学生さんたちを見ると自分の娘ではないのに

なんだかうるうる来てしまいます。若い人はそれだけでなんて美しいのでしょうか。

卒業式に出るのは初めてですが、毎年卒業生の思い思いのパフォーマンスがあります。

学生だけでなく映画学科の先生方は鎧に身を包んでのご出席でした。

千住先生の式辞は簡潔な言葉で

芸術とは伝えようとしても伝えきれない思いを表現するコミュニケーションの手段なんだと語られました。

一世を風靡した浅田彰先生の式辞は雄弁で講演を聞くように聞きほれてしまいました。

理事長はご欠席でしたが、代ってあいさつをされた専務理事が

娘の入学式で理事長がおっしゃったのとまるで同じことをおっしゃいました。

「社会で頑張って、頑張ってそれでもどうにもならずに心が折れたら、大学に帰ってこい。大学は君たちと共にある。大学はいつでも君たちを受け入れて、共に悩み共に考えるから」

この学校の教職員さんたちは全員が本気でそう思っていらっしゃるに違いありません。

何度も涙がこぼれ笑いがこぼれた卒業式でした。                    2012/03/18