先週の土曜日は娘の大学の保護者会の総会でした。大学でPTAと驚かれるが、息子たちの大学にも教育後援会がありました。娘の学校がユニークなのは総会の後、学科別に分かれて先生方と軽食を食べながらの懇談会があること。それを楽しみに遠方からも保護者が来られます。

総会で何かご意見は?と司会者が問いかけると手を挙げるお母さんがいて、職員さん方にはちょっと緊張が走ったようでした。新潟から来られたというお母さんが立たれて

「子供がどこで調べたのか京都の大学に行くと言い出した、京都と言えば京都大学しか知らないが京大ではないらしい。AO試験を受けたら受かってしまったので入学して、子供は帰省もせず充実した大学生活を送っているらしい、今回京都に来て、どうする?後期の学費も払うのか?と尋ねたらぜひ払ってほしいというので、この学校にずっと通うつもりらしいからよろしくお願いします。」ユーモラスな語り口なのになぜか涙がこぼれそうになりました。

総会後の懇談会で娘の学科に来られたのは新潟、博多、千葉、静岡から。口々に「子供が帰ってこないんだ、連絡もなかなかつかないんだ、それほど忙しく学校が充実している、寂しいけれど嬉しい」とおっしゃる。親の思いはみんな同じです。

                                                 2012/07/09