
先月、娘がアトリエの仲間と共に石巻市狐崎でのアートボランティアに参加してきました。
津波で骨組みだけになってしまった漁港の倉庫を地元のボランティアの方が再建されたのですが
その倉庫の壁に絵を描くというプロジェクトです。
向こうでは短時間の間に作業を終わらせないといけないので大変だったようですが
地元の方たちにとても温かく迎えていただいたようです。
お風呂を使わせていただいたり、素晴らしい海の幸をごちそうになったり
娘はどうしてこんなに優しくしてもらえるのかと不思議に思ったようでした。
子どもたちともすっかり仲良くなり一緒に絵を描いたり遊んだりしたそうです。
きもだめしと称して何人かが夜遊びに行ってなかなか帰ってこないのを
一人の子供がものすごく心配するのでなぜかと思ったら
「おじいちゃんが津波で亡くなったので、もう誰にも死んでほしくないんだ」と言ったそうです。
そんな悲しい経験をされたからこそ、優しいのかもしれません。
「いつでもおいで」って言っていただいたという娘。
遠くに娘のことを思ってくださる家族ができたようで本当にありがたいと思いました。
プロジェクトの様子は是非アトリエのブログをお読みになってください。