昨年秋のことです。風邪気味で咳が長引きそうだったので早めに耳鼻科を受診しました。

「前からのどの動きが悪いな。声帯がほとんど動いていないよ。精密検査受けてごらん」

・・・だって声も出てるし何ともないしめんどくさいな、と思いつつも予約を取ってくださったので

しぶしぶ病院へ。問診票をわたされても書くことは何もありません。

病院のお医者様も「別に何ともないですが」と言いつつ、のどに手を当てるなり「しこりがありますね、でも良性でしょう」。

しかし検査をしていただいたら甲状腺がんの疑いとの結果が出ました。

同世代にもがんにかかった友人が何人かいます。もうそういう年頃になってきたということでしょう。

年明け早々に手術を受けることになりました。

病院の先生に病気の内容と治療法について丁寧に説明をしていただいたので不安は全く感じませんでした。

むしろ神さまが下さった休暇と思って、本とCDをたくさん持って病院に行きました。

手術後苦しかったのは1日くらい、体もどんどん回復して、1週間後には無事退院することができました。

入院中は看護士さんたちにお世話をしてもらえるのが嬉しく、また病室に来てくれる子供たちに何より癒されました。

退院後、最初に受診した耳鼻科の先生にご報告とお礼に行くと、

「いや、これでがんを見つける病院の先生がすごい」とびっくりされていましたが

お二人の素晴らしいお医者さんに巡り合えたのは本当にありがたいことでした。

それともう一つありがたいのが「がん保険」。

なかには保険料がもったいないので解約しようと考えたものもあったのですが

いい保険だからと引き止められて掛け続けていたのもあります。

私の場合は入院期間も短かったので医療費は最小限しかかかっていないのですが

いろいろな給付があるのはありがたいことです。

保険会社によっては早期発見の場合には保障されない場合もあるとのことなので

そういったことはお客様にもお伝えしたいなと思いました。

そうそう、1週間の入院で体重も少しだけ減りました。

食事がおいしいと評判の病院だったのですが、量が少し物足りない。

普段いかにカロリーオーバーだったかを思い知らされました。

食生活も見直していかないといけませんね。

でも退院からそろそろ1か月、元に戻ろうとする体重に必死で抵抗しています。