クリスマスイブはいつも家族と過ごすのですが
子供達も友達と過ごすほうが楽しくなってきたらしく
出かけてもいいよと言われ、一人で
菅原洋一さんのコンサートに行ってきました。
中学校の頃「忘れな草をあなたに」が流行った頃
あの優しい歌声が大好きでいつか聞きに行こうと思っていたのが
この年齢になって初めて実現しました。
息子さんのピアノ伴奏で
ローレライ、愛の喜び、シューベルトのアヴェマリア、
モーツアルトの子守唄、庭の千草、砂山、椰子の実・・・
どの歌も本当に美しい日本語でした。
後半は今日でお別れなどの恋の歌でしたが
歌声は青年の声のようにみずみずしい感じがしました。
もう75歳におなりなのに・・・
そして息子さんへの暖かなまなざし。
菅原さんの歌は亡くなった父も好きだったので
父のことを思い出し、子供たちのことを思い
本当に素敵なコンサートでした。

2008-12-24

仕事で加古川まで行ってきました。
予定より1時間ほど早くついたので
お茶で飲んで時間をつぶそう思ったのですが
適当なお店がありません。
やっと見つけたのはドアにクリスマスリースが3つも飾ってある
ごちゃごちゃっとした感じの喫茶店。
中に入ると壁は映画俳優の写真で埋められ
いたるところにドライフラワーがつるしてあり
いろいろな飾り物でいっぱいですが、お客は誰もいません。
コーヒーを頼んでふとマガジンラックを見ると
「詩とメルヘン」(やなせたかしさんが編集長の詩やイラストの雑誌)
がありました。
高校時代に何度か買ったことがあるのでなつかしくて
まだ、これ発行されていたの?と思って手に取ると
えらく若いやなせさんの写真がのっています。
なんと1985年(長男の生まれた年)の12月号でした。
葉祥明さんや黒井健さんなど蒼々たる絵描きさんたちが
投稿されていました。
「ずいぶん古いのがありますね」とマスターに声をかけると
「何十冊と持っていたけど処分してしまって、置いといたらよかったなあ。
こういうのが廃刊になると言うのは時代やねえ」と残念そうでした。
「でも絵本とか意外と流行ってますよ」
「ただの流行やろ。あの若くて死んだ女の人もブームになったけど」
「みすずさん?」「そうそう、みすずさんや」
「みすずさんの詩に曲をつけて歌うのも流行ってますよ」(とわが団のアピール)
「それも流行りやんか。モーツアルトやベートーベンは200年やで、あれは流行と違うやろ」
ちょっとした文化論議になって楽しかったです。
うちに帰って思わず詩とメルヘンのバックナンバーを注文してしまいました。
加古川にはもう数回行くことになるので
また寄らせてもらおうと思います。

2008-12-20

チャリティコンサートが終了しました。
茨木で開催して3回目
来場者も増え募金もたくさん集まって
何とか成功したと言えそうです。

嬉しかったのは小学校時代の同級生が来てくれていた事。
私が彼の写真展に行ったので義理堅く来てくれました。
あまりに思いがけなくて彼に抱きついて喜んでいたら
奥様とお嬢様お二人もご一緒でした。恥ずかし・・

茨木で障害者支援をしている方からは
「地道に障害者の為の活動をしてくれてありがとう」
とお礼を言われて嬉しかったです。

顧問先の社長ご夫婦は
中野さんの楽しそうな顔を見られたのがよかったと
言ってくださいました。
ありがたいです。

2008-12-18

今年も1万人の第九に参加してきました。
6回目です。
毎年、第九の演奏だけでなくスポーツ選手がゲストに来たりと
いろいろな趣向があるのですが
今年は「歌のある星へ」と言うテーマの通り
歌を中心にしたコンサートでした
第九のソリストさんたちがリュートの伴奏に乗せて
各国の歌曲をメドレーで歌い
最後に翼をくださいを4人で歌われると
思わず涙がこぼれました。
人間の声は本当に暖かく美しいです。
ゲストのケミストリーは淀川工科高校のブラスバンドと共演
高校生の演奏もさわやかで素敵でした。
第九はいつも途中で迷子になっていたところが
6年目にして初めて音がとれました。
続けていればほんの少しずつでも進歩するんですね。

今年は隣の席に座った方と親しくなり
いろいろお話をしました。
周囲のおばさまがたの会話も楽しかったし
終演後は夫が親しくなったおじ様方と
ビールでのどを潤しました。
第九のおかげで本当にたくさんの人と出会えました

2008-12-07

今年で閉園になるチボリ公園に行ってきました。
初めて娘と2人の旅です。
派手なアトラクションはないけれど
花がいっぱいで夜には夢のようなイルミネーションが灯され
アンデルセンがいて人魚姫がいる
私にとっては大切なおとぎの国でした。
もう見ることはできないかと思ったら
名残惜しくて
アンデルセンの手を握ってありがとうと言ってきました。
きれいに植えられた花々は
閉園後もちゃんと世話をしてもらえるのでしょうか

2008-12-01

瀬尾まいこさんの「天国はまだ遠く」と言う小説が
映画化されたので娘と見に行ってきました。
都会の生活に疲れた娘が田舎の民宿で自殺を図りますが失敗
民宿を営むぶっきらぼうな青年とおいしい食事、美しい風景に
だんだんと元気を取り戻していくというお話です。
自殺から目覚めた女の子がおいしそうにご飯を食べる様子が何より良かったです。
生きることは食べることなんですね。

原作にはないのですが家庭内離婚と言われていた老夫婦が
壊れたピアノを弾きながら賛美歌を歌うところ
見ているうちに涙が出てきました。
もう一つ、小説にも出てきた面白いセリフ
「ミスチルもビートルズも歌っているのはラブアンドピース。
それ以外のことは全部吉幾三が歌ってくれてる」
案外これも真実かもしれません。

2008-11-28

娘が立命館大学の学園祭ライブについてきてと言うので
一緒に行ってきました。
衣笠というと同立戦で飛ばしていた野次を思い出します。
文字にするのは憚られますが・・・
広いキャンパスにはステージがいくつもあり
屋台もいっぱい出てその前には学生がぎっしり。
それでも大学らしい落ち着いた雰囲気で
紅葉もきれいでした。
屋台の食器がすべてリユースの容器で
それを回収するポイントも何箇所もあり
ごみもきちんと回収されて
それをスタッフの学生が運営していました。
最近の学生ってすごいなと感心しました。

2008-11-15

今日は母校のホームカミングデー。
卒業生がキャンパスに集まる日です。
東京から友人が京都に来るというので
一緒にサークルのOB会に出席することにしました。
特に待ち合わせの時間も場所もきめず
京都駅から「今どの辺り?」とメール。
返事が帰ってくる間に今日が誕生日の彼女に
プレゼントでもと伊勢丹に入ったら
「伊勢丹にいる」
あわてて電話して「何階?」「地下」「私も」・・・
とデパ地下で再会しました。
まずはイノダコーヒーでケーキを食べながらおしゃべり。
結局プレゼントも無しでケーキをご馳走しただけになってしまいました。
その後、市役所前に合唱団の仲間の演奏を聞きに立ち寄り
そこから歩いて学校まで。
静かな京都の町や紅葉の色づき始めた御所を歩いて
懐かしい母校に到着しました。

OB会では現役生の研究発表を聞きました。
もう会計理論の話なんて眠くなるだけかと思っていたら
短時間にまとめての発表だったので眠くなる間もなかったです。
発表が終わると、うちのサークルの伝統ですが
OBから厳しい質問や指摘が飛び出します。
正直つたない部分も多々ありましたが、我が子よりもっと若い現役学生に
そこまで厳しいことがいえるのは
本当に後輩を可愛いと思えばこその愛情と期待の現われです。
自分が現役の時はOBというのはうっとうしい存在だったけれど
今になってそのありがたさが身に染みました。

発表が終わるとキャンパスもすっかり暗くなり
別れがたい友人と
「これからはもっと会おうね」と約束をして
去りがたい京都を離れました。

2008-11-09

オープニングパーティーのときは
たくさんの人でゆっくり見られなかったので
(それに同窓生がたくさん来てまるでプチ同窓会だったので)
今日改めて写真展を見に行ってきました。

一緒に行った写真が趣味の方は
「これはデジカメでは絶対に出ない色調やね」
はあ、そういうもんですか。素人の私にはそういうことはさっぱり。

並んで田植えをする人たち
田んぼの横っちょで仕事の合間に食事を取る人たち
胸まで水に使って家畜を家につれて帰る男の子
川辺で洗い物をする人
なんでもない農村の風景がとてもゆったりした気持ちにさせてくれました。
農村は貧しいけれど
でも荒れていなくて静かなこと
子供たちが働き手となって仕事をしていることなど
4年くらいミャンマーやラオスに行って写真を撮っていることなど
聞かせてもらいました。

<<キャノンギャラリー

2008-11-08

娘と娘の友人と3人で来年入学予定の大学の
学園祭に行ってきました。
母校の学園祭のとにかく人が多くて
屋台が軒を連ねているイメージで行ったら
地理的要因もあるのでしょうがずいぶん違った雰囲気でした。
最近の傾向なのかやたら古着屋さんが多かったです。
メインの企画がお化け屋敷と妖怪なので
いろんな格好の子が歩いていてそれはそれで楽しかったです。
お化け屋敷は怖いと言うより
学生達が本当にがんばっている!というのが伝わってきて
地面に寝転がっているお化けの子なんかを見ると
風邪を引かないかと心配でした。
受付時間になっても暗くならないのでずいぶん待たされ
手際が悪いなあと思っていたら
翌日にはブログにお詫びと予定変更のメッセージが入っていて
好感が持てました。

2008-11-01

ジャスミン茶のキャンペーンで当ったコンサート
プレミアム ライブイマージュに行ってきました。 
癒しをテーマにしたコンサートです。
最初の出演者が女性5人の
Auraというクラシックアカペラグループで
ビバルディの四季とガウデーテというキャロルを演奏されましたが
本当に美しい歌声で、特に低音の響きがなんとも心地よく
うっとりと聞きほれてしまいました。
歌って歌うものじゃなくて聞くものやわと思ってしまいました。

すぐ近くの席に小さい子連れの方がいて
最初はおとなしく聞いていましたが
さすがに後半になるとぐずり始めました。
ところがバンドネオンの小松亮太さんが
電車好きの自分の子供のために作曲したとおっしゃる
「夢幻鉄道」という曲が映像とともに演奏されると
むずかっていた子供がぴたっと泣き止んで舞台に釘付けでした。
映像は車窓風景といった感じで電車が映っていたわけではないのですが
子供にもわかるんですね。

最後の出演が古澤巌さん。
演奏しながらくるっとまわって
弓を客席に向けての決めポーズ。
終演後、毎回岡山から駆けつけるファンクラブのお友達と
「よかったねえ、またね」と声を交わして帰りました。

ジャスミン茶、たくさん飲んだ甲斐がありました。

2008-10-30

母、叔母、妹、私の4人で高野山におまいりをしてきました。
高野山には母方の祖父母の遺骨を分骨しており
40年前に祖父の納骨に行って以来です。
そのときは紅葉が美しかったこと
親戚一同の大移動で楽しかったことを覚えています。

車で高野山に行き、まず奥の院をお参りしました。
大名達の苔むした墓所が並び厳かな雰囲気です。
「喧嘩しててもお墓に入ったら同じね」
妹の言うとおりです。
古いお墓だけでなく、
麒麟の像のある飲料会社や
ロケットの塔のある会社の慰霊碑など
最先端を目指す会社でもこういった心のよりどころが
必要なのでしょうか。

宿坊に泊まって精進料理を頂き
早く床について朝6時からお勤めがあります。
本堂は豪華絢爛でそこに座ってお経に耳を傾けていると
なんだか世界から切り離されたような不思議な気持ちでした。
母が足を痛めたので宿坊は設備の新しいところに泊まりましたが
母の実家が納骨をしたお寺は別のところだったので
そこも訪ねてみました。
たたずまいにかすかに記憶があります。
私達を見てお寺の方が出てこられお庭など案内してくださいました。
以前納骨に来たことを話すと本堂に通してくださり
(ここの本堂もとても立派でした)
お参りをさせていただきました。
40年前の記憶と母の思いとがつながった小旅行
今度はぜひ子供達をつれてこようと思いました

2008-10-24

東西線の北新地駅から御堂筋方面に出る階段を上がっていたら
小さな葉っぱのようなものが目の前に落ちてきました。
何かな?と思ったら小さな小さなバッタでした。
人通りの多いところでこのままだと踏まれてしまう
何とか捕まえて草むらに戻してやろうとしましたが
捕まえようとしても跳ねてますます人の歩いている方へ
行ってしまいます。
「気をつけて、踏まれないようにね」と声をかけて
その場を離れましたが
大阪の真ん中でけなげに生きているバッタの命が愛おしくて
いつまでも気になりました。
家に帰ってその話をしたら
「そんな道の真ん中でしゃがんで・・・怪しいやろ」と
娘に言われてしまいました。

2008-10-17

西洋音楽ばかりでなくときには日本の歌舞伎を見たいなあ
歌舞伎ならやはり幸四郎さまで・・・と捜したら
東大寺奉納歌舞伎というのがあり
昨日行ってきました。
冴え冴えとした月明かりの下で
しんしんと冷えながらの歌舞伎鑑賞
寒かったけれど見ごたえがありました。
でもあまりに会場が広くてスクリーンでないと
表情が見えないのです。
緊迫感のある弁慶と関所の役人のやり取り(これが親子対決でした)は
もっと近くで本当の生で見たかったです。
それに日本語とはいえできれば字幕も欲しかったです。

一昨日はフェスティバルホールでフミヤ君のライブでしたが
そこでギターを弾いていたのが幸四郎さんの娘婿さんで
true love の最初のトゥルルルーンを編曲した人。
松たか子さんなんていう自分より若くてきれいな女性には何の興味もなかったので
何度ライブを聴いていても気付かなかったのが
昨日初めてつながりました。

2008-10-16

故郷の伏見稲荷神社のお祭りでお茶の接待があるので
そのお茶会のお手伝いに行ってきました。
お稽古も年に数回、お茶会は1年か2年に一度ですが
お茶をたてていると何もかも忘れて
時がゆっくりと過ぎていくのを感じることができます。
お稲荷さんのお祭りでは全国から信者さんが
集まってこられます。
普段は入れない重要文化財の中で
お軸やお庭を眺めながらゆっくりお茶をいただくのを
毎年楽しみにこられる方もいて
その方達とお会いするのも嬉しいことです。
私には余り信仰心がありませんが
「お稲荷さんのおかげでこうしていられる」とおっしゃる
信者さんの謙虚なお声を聞くと
神社が何百年と続いてきたわけがわかる気がします。
伏見稲荷大社はもうすぐ御鎮座1300年だそうです。

2008-10-12

娘が早々と大学をきめたのはいいのですが
入学前の課題がいろいろとあり、
第一課題の提出日が11日でした。
最初は楽々できると思っていたらしいのですが
やってもやっても終わらず
毎日のように深夜までかかり
高校にも事情を話して遅刻や欠席を許してもらい
やっとのことで仕上げて持って行きました。
付き合うわけではない私も寝不足で
やっとこれで開放されると思ったら
今回は中間チェックで新しい課題とともに
2月の最終提出まで続けなさいということでした。
「かなり厳しい入学前プログラムを課しています」という
言葉のとおり、AO入試は決して甘いものではありませんでした。
ですが学生を集めて課題のチェックをし、
入試広報の職員さんや学生さんが手書きプリントで
励ましてくれる
やっぱりいい学校だと思いました。

2008-10-11

「赤毛のアン」展に行ってきました。
展示されているものはそんなに多くなかったですが
モンゴメリの自筆の原稿や
村岡花子さんが訳された赤毛のアンの本など
貴重なものが展示されていました。
なかでも嬉しかったのがマゴグに会ったこと。
ご存知の方はご存知の「ゴグとマゴグ」のマゴグです。
陶器の犬ですが製作されたのは1600年くらいだと書かれていました。
ふくらんだ袖の茶色のドレスが飾られた
アンの部屋も再現されていました。
窓の向こうから光がちらちらしています。
「あれなんだろうね」と話している親子連れさんに思わず
「ほら、ダイアナとろうそくで合図してるの」と
説明してしまいました。

2008-09-15

宮沢賢治展を見に行ってきました。
雨ニモマケズの手帳とか
手書きの詩の原稿、宮沢賢治が描いた水彩画などが
展示されていて感激でした。
絵本の原画も展示されていて
どの絵本もほしくていろいろ買ってしまいました。
おかしかったのは
宮沢賢治はベートーベンに傾倒していて
散歩する時はベートーベンの散歩する姿を真似ていたとか。
セロ弾きのゴーシュが練習していたのも
ベートーベンでした

2008-09-08

堺シティオペラを聴きに行ってきました。
土曜と日曜二日にわたっての3公演、
見ているほうも疲れましたが
演じる方はもっとお疲れでしょう。
たくさんのプロのソリストと市民合唱団による
いろいろなオペラの名場面を見せてもらいました。
この本公演の前には何ヶ月も前から
駅前広場や市役所などでのミニコンサートもあって
それもとても楽しいイベントでした。
文化事業への助成が削られる中で
こんな事業を開催する都市ってすごいなと思いました。
最後の公演のフィナーレでは合唱団のメンバーの一人が
最前列中央で光っていて、とても嬉しかったです

2008-09-08

まだ8月ですが高3の娘に大学の合格通知が届きました。
いまはAO入試や推薦入試で年内に合否が決まる入試が多いのですが
それよりさらに早い合格です。
いわゆる入試ではなく2日間の体験授業を受けて決まりました。
高2の春に初めてその大学に行ってみて
学校の雰囲気、特に先生や職員の方が暖かく学生思いなところを
娘以上に私が気にってしまい
その後も何度も足を運んだ学校だっただけに
嬉しさもひとしおです。

2008-08-17